慶應大学の一般入試

受験科目に「国語」がない?!

慶應義塾大学の一般入試の最も大きな特長となっているのが、受験科目に「国語」という科目がないことです。
また医学部と看護医療学部の2つは筆記試験による1次試験のあとに2次試験が行われることになっています。

国語の代わりに受験科目とされているのが「小論文」で、文学部や経済学部、総合政策学部といったところでは高等学校卒業程度の知識があり、かつきちんと論理構成ができるかということで判断をされます。

法学部や商学部においてはこの小論文は「論文テスト」となっており、出題として与えられる資料をもとにしてそれを的確にまとめられるかどうかということを判定されます。

外国語試験においてもコミュニケーション能力が重視されており、辞書の使用を許可されており(電子辞書を除く)超長文を読解しながらそれを和訳と説明をしていくという方法のテストとなっています。

辞書持ち込みOKということで楽なイメージがありますが、実際にはとても辞書を引いていられないほど膨大な量の文章を時間内に読解しなくてはならないので、一般的な受験対策以上に単語記憶や読解の力がなければ高得点をとるということはできません。

さらに使用される長文のテーマも概念や哲学のようなかなり抽象的なテーマが選ばれることが多いので、普段からそうした文章に対しての意見をまとめておかないといきなり回答することができないようになっています。

看板学部である経済学部へ入学するなら

個性的な学部もある慶應義塾大学ですが、中でも看板学部と言ってもよいのは経済学部でしょう。
慶応の経済学部は日本最古の経済学部として知られており、これまで日本の政治的中枢を動かしてきた財界人や実力者を数多く輩出してきました。

近年では他の大学におされてややそのブランド力は低下しつつありますが、それでも慶応系列の高等学校から大学に進学する人数の割合で最も多いのが経済学部タイプAであることから「慶応の経済を学びたい」という目的で進学する人がいかに多いかということがわかります。

ちなみに慶応では経済学部にタイプAとタイプBとが受験時に区別されているのですが、これは入学後のカリキュラムの違いにつながってきいます。

タイプAの受験科目は外国語・数学・小論文であるのに対し、タイプBでは外国語・地理歴史・小論文です。
文系にとっては数学を含まない受験は楽そうに思えますが、タイプBで入学をした場合在学中に「計量経済」という数字をタイトに扱う講義を受けることができません。

そもそもとして慶応の経済学部が有名になったのは「三田の理財は帝大をしのぐ」と言われた慶大三田キャンパスでの優れた計量経済にあったので、それを学ぶことができないというのはもったいない話です。